石膏ボードでも作ることができた!簡単棚の作り方

2023-03-15

洗面所の石膏ボードの壁に板を渡すだけの簡単な棚を作ってみました。

作ってみたのは洗面所の石膏ボード壁の左右の壁に直接穴をあけ、ネジダボをねじ込み、板を乗せるだけの簡単な作りの棚です。

 

上下の棚の間は30cmにしました。でも35cmくらいで良かったかなぁ。

私自身、石膏ボードのこの洗面所にこのような棚を自分で作ることは無理だと思っていたのですが作ることができ、こんな材料を使えばできるのだっと知って感激しました!

作り方というほどのものではないのですけど、今日は備忘録代わりにまとめておきます!。私も誰かのお役にたてれば嬉しいです。

※棚作りのために準備したものは前回の記事を読んでね。

石膏ボード壁の洗面所に棚作りできる?棚作りの準備

石膏ボード壁の両側に板を渡すだけの簡単棚の作り方

私なりの作り方ですが、順に詳しく書いておきますね。

棚を付ける位置を測り養生と印付けをする

まず壁の棚を付ける位置の目安をつけるために簡単に印をつけた後、養生テープを貼ってしっかり測りなおして印を付けました。

 

準備のページに書いたように、今回石膏ボードの穴を固めるために「スピードミニ」という壁の下地作り液を使います。スピードミニと棚ダボ(ネジダボ)を使うことでこの石膏ボードに付ける棚を作ることができるのです。

スピードミニは固まる前に少し垂れてしまうことがあるので養生テープなどを使って保護しておくと壁が汚れず安心です。穴を開ける時に電動ドリルも使うので石膏ボードの粉も落ちます。下の床にもシートや新聞などを敷いておきました。

穴をあけてスピードミニを使い固める

養生ができたら印に穴を空けていきます。穴の大きさは8ミリ程度空けました。

ちょうどいい穴を開ける穴あけ用ドリルビットがないので、キリタイプのドリルビットで穴を開けた後ぐるぐる回して穴を広げることに。結構力がいりました。

 

穴が開きました!

穴が開いたところにスピードミニを使っていきます。

 

スピードミニは小瓶入り溶液とスポンジ、スポイトがセットになっています。黄色いスポンジを水でぬらし、爪楊枝に巻いて穴に突っ込んで使うそうです。

 

5ミリ程度スポンジの端を穴から出しておきます。そしてスピードミニの液を添付のスポイトで吸い、スポンジの中にスポイトの先を入れて液を染み込ませていきます。

 

その時のコツとしてはスポンジの中心に差し、奥の方から徐々に手前になるようにスポイトで少しずつ調整してスポンジ全体に染み込ませることです。

これがしっかり固まらなかったら全てが無駄になってしまうので、使う量も気を使いました。しっかり固まってくれるかな。

私が購入した「スピードミニ20」の場合、一瓶で20か所分です。小瓶の20分の1が1回の量なので、スポイトの目盛りも見ながら目分量ではありますがだいたい適量を使うようにしました。

 

ここまでできたらとりあえずスピードミニは乾かして固めます。固まるまで数時間以上このまま置くので、棚板の作業に移ります。

 

棚板にサンドペーパーでやすり掛けをして塗料を塗り乾かす

さて、板は長さを測りホームセンターでカットしてもらってあるので塗装するだけだったはずなのですが・・・、仮置きで洗面所の棚に当ててみたところなんと、洗面所の壁自体がかなり歪んでいることが発覚しました!

棚の長さを測る時、一番奥の壁に直接メジャーを当てて測ったのですが、壁から33㎝離れた手前部分は数ミリ狭かったのです!!

大ショック~~!!

板は一番奥の壁側に合わせて125cmでカットしてもらっています。棚の奥行きになる33cm手前(板の幅が33㎝)の空間は125cmの板がはまらない状態でした。

それで仕方ないので板の手前側になる方を、手で削って短くすることにしました。これは当初の予定にない作業。ですが仕方ありません。

使ったことがないカンナが確かあったはず。カンナを探して板の横部分を削ってみたり、紙ヤスリで削ってみたり。少しずつ何度も壁に当ててみながら数ミリだけの調整・・・正直言って、この作業が一番大変でした!

それでも実際の壁にはめてみながら数ミリ削り、何とか合わせることができました。

初めての慣れない作業で腕が痛くなってしまいました。

疲れたぁ・・・。

 

そして板の表面も細かめのサンドペーパーで全体に軽くやすり掛けし、切り口の部分はしっかり丁寧にやすりを掛けてすべすべにしておきました。

 

さてやっと板に塗装ができるようになりました。

ナチュラルの白木のまま使ってもいいのですが今回は木目を生かしてさらに、茶色い色を塗装をしたいと思います。

まず塗り始めは狭い部分から。水性ニスの色つきのものであれば1種類の塗料だけで塗装が完結できることを知り、木部工作用水性ニスを使っています。

 

一度塗りでは少し色が色が薄いですね。下の写真は一度塗りの後、乾かしている状態です。塗った直後と乾いてからでは色の感じが変わります。乾くときれいなブラウン色になりました。

 

一度塗った後完全に乾いてから二度目を塗り、同じ水性ニスで二度塗りしました。色ムラももう少し抑えられたと思います。

天気があまり良くない中、外で棚作りをしていたので作業は途切れ途切れ。塗料も乾きにくく、続きの作業は次の日になってしまいました!

でもスピードミニの方は完全に固まってくれましたよ。

 

はみ出したスピードミニのスポンジをカットして平らにする

スピードミニを滲み込ませたスポンジですが、棚板の塗装が終了したころは完全に固まっていました!

この飛び出しているスポンジの部分を指で押してみてもカチコチです。まずはこの部分をカットし、平らにしていきます。

 

これが見た目は柔らかそうですが本当に硬いです。最初は簡単にカッターでカットできるかと思っていたのですがそんなに甘くはありませんでした。カッターでは私の力ではびくともしません・・・。

 

かなり硬く固まっていてカッターでは危ないのでやめました!簡単なように見えてそうそう簡単には進みませんね。

何でカットしたらいいかなぁ・・・ニッパーでどうかしら?

そう思ってニッパーでやってみたらなんとかカットできました。表面をきれいに平らにすることはできなかったですが、どうせ穴をあけてタナダボを差し込んでしまうしね。

 

ネジ穴をキリで開け、タナダボを差し込む

ここまでできたらこの固まった部分に、棚板を押さえる「棚ダボ(タナダボ・ネジダボ)を取り付けます。

タナダボとはこのようなもの。

「タナダボ」や「ネジダボ」で検索してもなかなか出てこなくて、ホームセンターで聞いてもすぐに理解してもらえなくて、探すのに苦労しましたが何とか見つかりました~。

頭もプラスドライバーでねじ込めるようになっていて、ネジ式なので差し込んだ後は外れにくいです。

 

さて、タナダボを差し込む穴を空けるために電動ドリルを使いました。タナダボのネジ部分の径よりやや細めのキリ状のものを使います。

また、必要以上に穴を深く開けすぎないように、テープで先に印をつけておきました。

 

電動ドリルを使って穴を空け、この穴にタナダボ(ネジダボ)をねじ込んでいきます。タナダボをねじ込むのも電動ドライバーですぐにできました。

しっかり安定して棚を支えてくれるかな。4点で板を支えるので板のぐらつきがないかな。

なあんて、多少のぐらつきや曲がりも手作りの良さなんですけどね!

・・・いつも私のDIYはこんな感じ。

タナダボ(ネジダボ)をすべてねじ込むことができたらあとは養生をはがして棚板を設置するだけ。楽しみ。

タナダボの上に棚板を乗せてはめ込む

養生テープを剥がしてタナダボの上に塗装した棚板を載せてみました。幅を調整してあったので板は載せるだけです。

ジャ~ン!出来上がり!!

タボが当たる部分の板の溝を掘ってタボを見えにくくし、見た目をもっときれいにしようかな、と思っていたのですが、その作業はカットしました・・・。板の長さ調整で時間がかかってしまったので溝は無しに。

タボが隠れると見た目が少しだけよくなるのですけど、普通に使う分には問題ないしね。それに後からできるし。

 

スピードミニでつけたたネジダボもグラつくことなくしっかりと板を支えてくれています。重い物を載せたら心配ですが、洗面所なので基本的にタオルやシャンプーの在庫を載せる程度。あまり重い物を載せることはありません。

 

よ~く見ると板に多少の色むらはあるのですけど。

でも自分では大満足!今までの、見た目もイマイチだった洗面所がこれで整理整頓されて気持ちよく使えるようになりました。

 

以上、石膏ボードなのに好きなところに棚板を付けることができた、洗面所の棚の作り方でした。

スピードミニとタナダボを今回使ってみましたが、今のところ不都合はありません。石膏ボードにビスを打てるなんてとても素晴らしい製品です。スピードミニはカーテンレールやタオル掛けを壁に取り付ける時などにも活躍してもらえそうです!

⇒ スピードミニ

⇒ タナダボ

 

フェンスと庭の入り口にドアをつけてみたよ(過去記事)。こちらも読んでね。

【画像付き】フェンスと庭入り口の木製ドアの作り方 素人女性のDIY

 

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