【画像付き】フェンスと庭入り口の木製ドアの作り方 素人女性のDIY
フェンスと庭の入り口に自分で木製ドアを作成しました。素人女性の私が作った自分なりの作り方ですが、まとめて画像付きで残しておきます。
ドアを作ることになった理由は↓
準備した材料や道具は準備編で
出入り自由で便利なフェンスドア 作る前の計画
今回作ったフェンス用の木製ドア(扉)の完成したものがこちらです。
今回、庭入口のドアも一緒に作るのですが、まずフェンスドアから作ることにしました。
このドアを作るため、アルミフェンスを業者さんに取り付けてもらう際おおよそのドアの幅の空間を開けておいてもらいました。
このアルミフェンスのすき間の両側に木のポールを立て、ドアを取り付けます。
向こう側、フェンスの外は崖のようになっていて高さがありますよね。でも草が伸びて外に出なければならないこともあり、事由に出入りできるようにしたかったのです。
※ドアを取り付けるまでは、危ないので不要になった猫のゲージを分解したものを立てておきました。
ポール(支柱)やフェンスドアの高さは隣家のアルミドアを参考にし、ポールやドアの高さを合わせることに。
↓隣家のアルミフェンスドア
ウッドドアを作る順番としては、簡易コンクリートで先に支柱を2本立て、固まってからポールの間を測り、その幅に合わせてドア部分は後から作る計画です。
このようなドアを作るのは初めて、素人の私。
先にドア部も作ってしまって後から幅が合わなくなる可能性があるので、手間はかかりますが少しずつ進めていきます(汗)。
このドアを作るのに一番悩んだのがポールの立て方です。
たくさんのサイトやブログを参考にさせてもらい、ポール(支柱)を立てるのに塩ビ管と簡易コンクリートを使うことにしました。
「素人でも立てやすい、掘り出すときにも掘り出しやすい方法」として、行き着いたのが塩ビ管を穴に入れ、その中にコンクリートでポールを立てる方法なんです。
実際にやってみて大成功だと思っています。
ポール(支柱)を立てるのに塩ビ管を使う理由
ポール(支柱)を立てるのになぜ塩ビ管を使うことにしたのか書いておきます。
木のポールはそのまま土に埋めて固定させただけではすぐに腐ってしまいますよね。長持ちさせるためにもぐらつかないためにもコンクリート(インスタントモルタル)などで固めることが必要です。
ポールを立てる穴に掘った穴にコンクリートを流し込み、そこに支柱を立てて固定させなければなりません。
掘った穴に直接コンクリートを流し込むと使うコンクリートの量が多くなってしまうだけでなく、いつかポールを立て替えたいときに掘りだすのも処分するのも大変になってしまいます。
「素人でも立てやすい、掘り出すときにも掘り出しやすい方法」として、行き着いたのが塩ビ管を穴に入れ、その中にポールを立てる方法です。
これなら最低限のコンクリート量で支柱を立てることができます。実際にやってみて大成功だと思っています。木材の支柱が腐りにくく、しっかり立てることができました。
素人女性でも簡単にできた!フェンスドアの作り方
フェンスドアのポール(支柱)の高さを決めてポール用木材を切る
先に書いたようにまずポール(支柱)を立ててからドアを作ります。
支柱の高さを地面に埋める部分も足して高さ(長さ)を決めました。支柱が高くなればなるほどぐらつきやすなるので埋める深さも必要になりますね。
地面から出るポールの高さ+地面の中に埋める長さ(塩ビ管の長さ)
長さを決めたら支柱にする木をのこぎりで切ります。
ドア部分になる木材は二度手間になりますが、ポールを立ててから測って切ります。
ポール(支柱)の木材にやすりをかけ塗料を塗る
切ったポール用木材にやすりを掛け、塗料を塗っていきます。
凹凸がある部分など、ローラーで塗りにくいところは先に塗ります。このような部分は筆を使って塗ると塗りやすいです。
私が使ったのはエコウッドカラーステインです。防腐・防カビ、防虫・抗菌の効果がある塗料です。
塗る際、平らで広い部分はローラーを使いました。
ローラー塗装用の皿(容器)に塗料を入れ、塗料をローラーに含ませたら平らな部分でよくしごいてから塗り始めます。
一度で塗ろうとするとムラが出るため、塗ったあとよく乾かしてから二度目を塗る「二度塗り」がおすすめです。
ローラーを使ったらあっという間に塗れました!
ポール(支柱)を立てる穴を掘る
ポールに塗った塗料を乾かしている間にポールを立てる穴を掘りました。
穴掘りにはアマゾンの穴掘り用複式ショベル(抱きスコップ)を使いました。
穴にショベルを入れたら回しながら力を入れて押し込むようにし、土を挟んで持ち上げるようにすると、穴を広げずに深く掘れます。
以前隣家との境にラティスを立てるための穴を掘ったことがあるのですが、一般的なショベルでは狭く深い穴を掘ることが難しいのだとわかりました。今回はその時の経験から、私にとって穴掘り用ショベル(抱きスコップ)は必需品です。
買ってみたら大正解!!穴掘り用ショベルは深い穴掘りが簡単にできました。
途中土の中に石などがあり掘り進めることができなくなることがありましたが、そういう時は片手で使える小さなスコップなどで石を取り除きながら掘るといいです。
大体このくらいかなと思うくらい掘れたら、塩ビ管を仮置きして深さを調整しました。
穴の底に砕石を入れるので、少し深め、両方の穴が同じ深さになるように掘ります。
穴の中に砕石を入れて転圧する
塩ビ管が入る深さの穴が掘れたら四角の木材を使って穴の底を転圧しました。穴の底の土が平らになるようたたいて固め、砕石を敷いてさらにたたいておきます。
転圧は地盤面を固め、なじみを良くする意味があるようです。
「砕石」として石が売っているのですが、狭い穴の底に敷く少量だけですし、庭でごろごろしている小さめの小石がたくさんあるのでそれでいいかな?・・・と、集めて使いました。
簡易コンクリート(インスタントモルタル)でポールを立て固める
ポールを立てる穴の底に砕石を入れ転圧をしたら、塩ビ管を入れ、周りの土を戻し転圧か踏むなどしてよく固めます。そうしたらエンビ管の中に少しコンクリートを入れます。
その中に支柱を押し込むように立て、コンクリートを隙間に流し込みます。
細い棒などを使って、奥の方まで隙間なく入るように何度も突きながら入れていきます。
ここで使うコンクリートは、水と混ぜるだけで固まるドライモルタルがおすすめです。DIY向きの簡易セメントですね。
簡易コンクリート、インスタントモルタル、ドライモルタルなど、メーカーによって呼び方が違うようです。説明書きを読んで水だけでOKなのか確認してから購入しました。
ちなみにドライモルタルを混ぜるのに、使わない大きなボールがあったのでそれを混ぜる容器に使いました。
ドライモルタルは、適量を混ぜる容器に入れたら水を入れるため真ん中を少しへこませてから水をいれます。固まってくるので素早く混ぜてすぐに使います。
水で混ぜたドライモルタルはすぐに使わないと固まってしまいます。なので、面倒でも1本ごと混ぜながら作業をしました。
コンクリートを混ぜる作業はかなり力が必要です。1本分でもとっても重いので正直疲れましたぁ。
とはいえ、簡易コンクリートは水で混ぜるだけなので本当に便利ですね。
水平と垂直を確認する
ところで支柱を複数立てる場合には、高さが水平に揃っているか、垂直に立っているか確認することも重要ですよね。
水平を調べるのには「水平器」を使います。スマートフォンをお使いの方はダウンロードすれば無料で使える「水平器アプリ」があるようです。
私も最初はアプリをダウンロードして水平器代わりにするつもりでした。
でも2本立てるだけだし・・・、やっぱり目分量でいいや!と、なりました。本当に適当な私です。
何度も離れて見直し、水平と垂直(直立)も目分量!
でも、こういうところをしっかり道具を使いながら正確にやると、素人臭さが抜けたしっかりした物ができるのだと思います(・・・多分)。
私のような適当なのはダメな例ですので参考にせず、ちゃんと測ってみてください。
ちなみに垂直は糸の先に重りを付けたものを用意し、ポールのてっぺんにテープなどで糸の先を止めれば、ポールが垂直になっているかを調べることができます。
ドライモルタル(簡易コンクリート)を整え、固まるのを待つ
ドライモルタルが完全に固まらないうちに塩ビ管の上の、ポールが出ている部分のモルタルが一番高く山になるように慣らしておきます。
この部分が凹んでいると水が溜まり、木材が乾きにくくなり早く腐ってしまいます。
今日の作業はここまでです。簡易コンクリート(ドライモルタル)が固まるのを待つため、続きは明日以降の作業にしました。
ポール(支柱)の間の幅を測ってドア用の木材を切る
ドアの木材を切るのは、先にポールを左右に立てて、ポールとポールの間の幅を測ってからにしました。
ポール2本を立ててから測らないと誤差が出てしまいます。何しろ素人の作り方なので、先に木を切ってしまうと後で幅が合わなくなるかもしれないからです。
ということでことでポールを立ててコンクリートが完全に固まってから、ポールの間を測ってドア幅のサイズを測り、ドア用の木材を切りました。
鉛筆などで線を引き、線に沿ってノコギリで切ります。
ノコギリは替え刃タイプを使用していますが、切れ味が悪くなっていたので新しく買った替刃式ノコギリ替刃と交換して使いました。
切った木材の切り口に紙ヤスリをかける
切り口は面倒でもサンドペーパー(紙やすり)をかけると切り口が滑らかになります。この後の作業で手に怪我などをしないためにもかけておきました。
ついでに木の表面も全体に軽く紙やすりをかけて滑らかにしておきました。
やすり掛けで使うサンドペーパーですが、数字が大きくなるほど目が細かくなります。切り口を滑らかにするには40番程度、表面全体にかけるには120番から150番程度でよいかと思います。
ドア用の木材に塗料を塗る
ドアにするための木材を切ったら塗料を塗りました。
塗料を何度も出して使うのは片付けの時間など無駄な時間が増えるので、本当はポールを塗る時に一気に塗りたいところです。
できるなら一度に塗装作業を終わらせたほうが効率的ですね。
ポールを設計図通りに立てられるならそうしたいところですが、設計図も自信もない適当作業なので仕方ありません。
ドア用木材をネジで固定しながら組み立てる
ドアの木材の塗料が乾いたら、平らな場所にドアの形に格子状に並べて置き、組み立ててみました。
木を格子状に並べてみて、使うヒンジ(丁番)金具のねじの位置も考えながら木材のすき間を調整します。
ネジ(ビス)で材料同士を接合する場合、よほど細いネジで無い限りは「下穴」をあけます。
下穴は木材の割れを防ぐためとビスのねじ込みを補助するため。ただし穴の大きさが大きすぎないように注意が必要です。
また、下穴を全部先にあけてしまうと木材がずれてしまったときに合わなくなるので、数か所穴をあけたらネジで締めてを繰り返しました。
重ねた木材がずれないようにある程度ねじで締めつけ終わったあとは、一気に穴あけネジ締めをしています。
格子状のドアのため、木のないところにネジ位置が来ないように、アンティーク丁番のネジ位置に合わせ隙間を調整します。一番端の隙間はやや狭くしました。
フェンスのドア部分ができたらポール(支柱)に取り付ける
できたドア部分の木材が格子状に組み立てられたらヒンジ(蝶番)金具でポールに取り付けます。
ウッドドアの高さを考えて金具の位置を決めました。
先にドア側に付ける金具をねじ止めします。先に書いたように使うヒンジのネジ位置を考えて木材のすき間を調整してあります。
ドア側の金具を付けたら、ウッドドアの高さをレンガなどで使って調整し安定させました。一人で作業をしているため押さえてくれる人がいないのでズレないようにするためです。
ポール側の金具を一つずつねじ止めしていきます。
ドアが着くといよいよあと少しです。ここまで来ると出来上がりに近いのでワクワクしました!
フェンスドアに鍵(ラッチ)をつける
ドアが勝手に開かないようとしっかりしまるようにラッチを付けます。
閉まるときはカチャッっと閉まり、開ける時だけレバーを上にあげるだけでいい「ユニバーサルラッチ」というものを用意しました。これはとても良いですね。
このラッチ、おすすめです。ワンタッチで開けることができ、閉まる時も自動で鍵がかかり勝手にドアが開くことがありません。
ラッチを付けたらフェンスドアの出来上がりです。
多少の曲がりはありますが手作りの良さの範囲と言うことで(笑)。
私はまったく気にしていません。
フェンスの外に出ることができるようになり、とても便利になりました!
庭入り口 木のドアの作り方
庭入り口ドアはフェンスドアと基本は同じなのですべてを書くと長くなるため、違う点だけ簡単にまとめておきます。
庭入り口ドアのポール(支柱)を片側だけ立てる
庭への入り口はとても狭いので両側にポールを立てることはできません。片方だけにポールを立てることにしました。
木で作った手作りラッチをつける
ユニバーサルラッチがとても気に入ったので本当はユニバーサルラッチを付けたかったのですが、ラッチを付ける側にはアルミフェンスがあります。
このフェンスは我が家のフェンスではなく共同のものになり、フェンス側に金具などを付けることはできません。
なのでドア側に小さな木を軽く留め、回して開け閉めできるようにしてみました。
ドアの向こう側と手前に木材を付けて、向こう側で見えないのですが上にある木を手で回してドアを留めることができます。これをラッチ替わりにしました。
できた庭の入口ドアがこちらです!
コンクリートを使うとか、ポールを立てることを始めは難しく考えていましたが、やってみたら思ったようにできて大満足。
でも作る前の下調べでは色々なサイトやブログを参考にさせていただきました。
私のこの記事も誰かの参考になったら幸いです。
ちぐはぐなドアを作ることにした理由は↓
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