パイプハウスにビニールと巻き上げ機が付きました
3日目は職人さんの都合で工事はお休み。
4日目、いよいよビニールを張る工事が始まりました!
私のような素人目にはただのビニールに見えるのですが、実際は農業資材として様々な工夫が取り入れられているようで、正確には「農PO」と呼ばれる農業ハウス用のフィルムを選んでいます。
ビニールハウスのビニールを農POにした理由
まずは即席で仕入れたハウス用フィルムのミニ知識を書いておきます。
ハウスに使われる農業用ハウスのビニールは主に「農ビ」「農PO」が使われます。
「農ビ」は「農業用塩化ビニルフィルム」のことで、以前は農ビの使用がほとんどでした。
でも環境への影響という面で燃やすと有害なガスを発生させてしまうことが問題視され、新しく環境にも配慮した製品としてポリオレフィン系のフィルムが注目されてきたという経緯があるそうです。
特徴としては、塩化ビニール製でややべとつくものの、パイプに密着しやすく気密性も高く、柔軟性があるので張りやすく、農POに比べ安価で使えます。
短期でビニールを張り替えなければならないハウスを中心に、まだまだ現役です。
ただ、何かが飛んできて穴が開くとそこから裂けてしまうそうで、重量も重たいです。
耐用年数も3年程度しかありません。
「農PO」は「農業用ポリオレフィン系特殊フィルム」のことで、保温性や風に対する耐久性を保ちながらも軽く、べたつかないためゴミが付きにくい、破れが広がりにくい、軽いなどのメリットをもっています。
耐用年数も5年ほどなので、農ビに比べると長く使えます。
一方伸びにくいので張りにくい、摩擦や熱に弱いなどのデメリットがあります。
ですが、数年長く使えること、強風で敗れても全体に裂けてしまうことがないので、部分的に張り替えも可能なことなどが私にとって何よりもメリットでした。
ビニールの張り替えにもお金や手間がかかりますので、フィルムに関しては迷いなく「農PO」にしました。
ビニールと巻き上げ機が付きました
さて、昼に見に行ったらビニールの一部と、窓になる部分の巻き上げ機がついてました。
巻き上げ機って、先につけるのですね。最後になるのかと思ってました。
この巻き上げ機を手でぐるぐる巻くことでフィルムを巻き上げ、ハウスの中に風を通すことができます。
窓の部分は後に防虫ネットも張ります。これは虫が入りにくいように。
家の網戸と同じですね。
入り口反対側の妻面にも巻き上げ機を付けました。
手前にある長いバーを手で持ってクルクルさせることで、ビニールの開け閉めができます。
妻面も風が通るので、多肉植物が少しでも蒸れにくくなると良いです。
ハウスらしくなってきました!
なんだか自分のお城がいよいよできてきた気分です^^。
たにくポットの今日の1ポット
ピンクの、「ミューさんのフリル鉢」に似合う黄緑色のピーチプリデをメインに寄せ植え。
リメイク鉢もピーチプリデも可愛い。
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